ご挨拶

岡田義広センター長
九州大学附属図書館
付設教材開発センター長
岡田 義広

最先端のICTを活用した学習効果の高いデジタル教材の提供により教育の質を改善する目的で、2011年4月に附属図書館の付設として教材開発センターが設置されました。これまでのセンターの主な活動は、講義ビデオの撮影・編集・公開、MOOC(Massive Open Online Course)コンテンツの制作、ICT(Information & Communication Technology)を活用したデジタル副教材の開発およびその支援、著作権等デジタル教材の開発に係る各種講習会の実施です。

撮影・編集された講義ビデオは、OCW(OpenCourseWare)、iTunes U、YouTubeにて公開され、学内に限らず学外の一般市民の利用も可能となっています。ICTを活用したデジタル副教材の開発では、パソコン、スマートフォン、タブレット端末など、様々な機器を活用して、効果的に学習できる教材を整備することを目標にしています。教員が一方的に作る教材ではなく、学生との協働により学生の意見を取り入れた学習効果の高い教材の開発を目指しています。

九州大学では、学生PC必携化、学内無線LAN環境の整備等により、何時でも何処でも時間や場所に制限されることなくデジタル教材を利用した学習や教育が可能となっています。2013年にMOOCの話題で取りざたされるようになった反転授業や融合学習も可能です。デジタル教材を予習に使い、対面では、演習やディスカッション形式の授業をしたり、より深い内容について講義をする等が考えられます。

このようなデジタル教材の提供により教育の質を改善するため、積極的に本センターをご活用下さい。皆様のご理解とご協力をお願いいたします。